モテない女性がモテるにはどうすればよいか。
あなたはモテない女性と聞いてどんなイメージをしますか?
女子力がない、仕事が忙しい、恋に対する諦めなどが挙げられます。
恋人のいない働く女性は「仕事が忙しい」や「恋愛と仕事は別」と言いますが、これは非常にもったいない言い訳です。
そんなことを言っていると周りの同年代どころか、まだまだ自分よりも未熟な10代、20代前半の女子に「負ける」ような結果になります。
しかも、女性は自身の経験や収入が増えていくと相手への理想が高まることが分かっています。
進化心理学的に女性は自分より年上で比較的富があり、自分たちの子に投資し養ってくれる男性を求めます。
しかし、男性は自分より年下(若い女性ほど多産で健康であるから)で自分の子孫を残すため健康な女性を求める。
女性は自分の子を胎内で9か月間成長させ、誕生後も数年間授乳させるため、子供が健康に育つには母が健康であることが非常に重要になる。
しかも残念なことに理想的な年上で富をもつ男性は大概、若くて魅力的な女性と付き合っています。
健康の指標
我々の祖先がサバンナで暮らしていた時代、男性は女性を選ぶときに指標にしていたと言われる5つの部位があります。
それは長い髪、細いウエスト、豊満な胸、金髪、青い目です。(金髪と青い目を持つ日本人はいないので今回は省く。)
・長い髪
若く健康な女性の長い髪を見ると艶が入っていることが分かるでしょう。
この艶を維持するには常に健康でなければならず、もし病気にかかると体はあらゆる栄養素(タンパク質、鉄分など)を病原体を退治するために動員させます。髪は生存に不可欠なものではないので、体は真っ先に髪から必要な栄養をとります。このため健康であるか否かは髪でも判断できるのです。
・細いウエスト
男性はウエスト・ヒップの低い女性を好む。なぜか。
健康な女性はウエスト・ヒップが低いからであり糖尿病、高血圧、心臓病、脳卒中などの病気にかかると低いウエスト・ヒップ比を維持できなくなるからです。
・豊満な胸
ハーバード大学の人類学者フランク・マーローによると大きくて重たい胸は、年を取るとはっきりわかるほど垂れ下がる。しかし小さな胸は年を取ってもさほど目立って変化しない。
サバンナ時代は年齢という概念さえなかったので男性たちは体の指標に着目するしかなかった。
つまり、加齢によってはっきりと形が変わるほど大きな胸である必要があり、垂れていない大きな胸をもっている女性を選べば、確実に若い女性と配偶関係を結べる。
というのがマーローの仮説です。
この3つの特徴を手に入れるのは健康であることが必須です。
モテない女性によく見かけられる特徴として部屋が汚いことが挙げられます。
「彼氏がいないから、つい掃除をしない」のではなく掃除をしないから彼氏ができないのです。
汚い部屋=心の汚れと言われていて、自己コントロール能力が低下し誘惑に負けやすくなることが分かっています。
つまり、健康に悪い食事をし細いウエストに程遠い体になってしまうだけでなく、無意識下に「掃除をしたほうがいい」「片づけなければならない」という気持ちが入り、睡眠の質が悪くなります。
「やる気が出るときに行動する」のではなく、「行動するからやる気が出る」ので思い切って掃除をすることをお勧めします。
例えば、物置と化した机を片づけるだけでも少しやる気が出てもう少しだけ頑張ろうかなって気持ちになります。
これは心理学では「ツァイガルニク効果」と呼ばれています。
人気のドラマを見ていて切りの悪いところで終わってしまい、続きを見続けていたら朝になっていたという経験はないでしょうか。
手始めに1分だけでも掃除をしエンジンをかけるのがコツです。
また、意欲が湧かないのは運動不足だからという可能性もあります。
スウェーデンで、ある40代の女性が疲労感から抜け出せなくなり、家にこもりがちになり友達とも連絡を取らなくなった。
乗馬が趣味で競技会に出場するほどの腕を持ち、読書をして時間を過ごすことが多かったそうだが、どちらにも手をつける意欲がなくなってしまいました。
診断結果はうつ病、しかし彼女は治療法として抗うつ剤等の薬は飲みたくないからほかに治療法はないかと聞いた。
そこで精神科医は「じつは運動には抗うつ剤と同じ効果があるんですよ。ただしランニング一回につき、30分以上は続ける必要があります。そして週に3回行ったほうがいいでしょう。」と答えた。
女性は最初はスロージョギングから始め、徐々に精神科医に言われた通りにこなしていった。そして4か月後、彼女は完治し馬の競技会に出場し、読書をする生活ができるようになった。
運動することで脳や肌も若くなることがわかっています。
認知症や、高血圧、高血糖などあらゆる病気と無縁になり、肌の血行も良くなり魅力的に見られます。
精神科医が言ったように、いきなりランニング一回につき30分以上をしろとは言いません。
彼女のように徐々にペースをあげていけばいいのです。
若い女性に負けない外見
「外見」というのは大事だということが様々な実験で分かっています。
1960年代、ミネソタ大学で心理学者のエレイン・H・ウォルスターが行った実験で一度会った男性にもう一度会いたいか否かを調べ、さらに会いたいと思った理由や要素を調査しました。
調査の結果わかったのは、異性にもう一度会いたいと思う最大の理由は男女ともに外見的魅力でした。
しかし、この実験で外見の次にデートしたい理由としては「興味が一致していた」であったり「社会性の度合い」が一致していたという2つの要素でした。
つまり、総合的に言えるのは、デートしたい相手を求めるのは、まず「外見」、次に「興味の一致」「社会性の一致」です。
どれだけ外見が良くても興味が全く違ったり、道徳性のない人間だと魅力を感じませんよね?
まず、外見を磨くにはしっかりと素肌のケアをすることです。
食生活を見直し栄養の食べ物やサプリを取ることが大事です。
若い女性より20代後半や30代の女性はお金に余裕があるので、メイクより素肌をしっかりケアをすることが出来ます。肌の血行の良さも健康において一つの指標になるので男性は肌も見ているのです。
また
・ハイヒールを履いた女性は魅力的
フランスのブルターニュ・スッド大学のニコラス・ゲゲン教授の研究によると、道で助けを求める女性がいて、そこに60人の男性が通りかかった場合、ぺたんこの靴の女性を手助けた男性は25人、5センチのヒールを履いた場合が36人、10センチのヒールを履いた女性は49人の男性から手助けを得られたのです。
さらに、ヒールを履いた女性がバーで一人でいるとき男性に声をかけられる率はぺったんこの靴の女性の2倍となっています。
高いヒールを履いた場合、女性らしくセクシーに見えるということなので、大人の女性はヒールを履きこなして差をつけてやりましょう。
・赤色をまとった女性は魅力的
「ロマンチックレッド」というタイトルの論文があります。
エリオッド教授とイニエスタ教授が共同研究で色が女性の魅力にどんな影響を与えるかさまざまな実験を行っています。
まず赤、青、緑、グレーなどの背景に白黒の女性の写真を印刷して男子学生に見せ、どの写真が一番魅力的に見えるか評価をしてもらった。
結果、同じ女性の写真であるに関わらず赤色の背景の写真が、外見的魅力、性的魅力を感じた点で圧倒的だったのです。
・なぜ赤に魅力を感じるのか?
人間以外でも動物の「性シグナル」として赤が多い。
妊娠可能な発情期になると、身体のある部分が赤くなる動物は少なくありません。
男性は赤い服の女性に性的な興味をもち、近づきたいと感じるのです。
つまり女性はこの心理を利用し、カーディガンの下に赤い服を着たり、赤い口紅をつけるなどの工夫ができます。
・雑談のポイントとして「共通点」を探すこと
「われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる」
これはあの有名な「人を動かす」の著者、デール・カーネギーの言葉です。
自分に興味をもってもらうためには自分から興味を寄せないと何も始まりません。
心理学的に人は話を聞いてくれる人、自分を理解してくれる人を好みます。(バーナム効果)
女性は傾聴や共感が得意(男性は逆)であると言われています。
まず相手の趣味などを聞き、例えばピアノを弾いている男性と話をしているなら、「いつから始めたのか」、「どんな曲が得意か」、「レパートリーにするのに一番苦労した曲は何か」など。
具体的な話を聞きだす力があれば話はいくらでも広がります。
・ミラーリング効果
人間は自分と親しい人、好意を抱いている人と似た表情や動作をしてしまうことがわかっています。
これを利用して、相手のしぐさをマネすることで相手の好感を持ってもらいます。
例えば会話はポイントを復唱する、メールは文体を似せる、同じ動作をする。が挙げられます。
「最近見たあの映画がおもしろかったんだ」に対して「あの映画面白かったんだ、今度見に行こうかな」や「今週は仕事が忙しくて」に対して「そんなに今週は忙しかったんだね」とポイントを復唱する。
メールは相手が絵文字や顔文字を使う場合、自分もそれらを使う。
もしくは絵文字や顔文字を使わずきちっとした感じであれば、自分もそれをマネする。
相手がグラスを持ったら自分もグラスを持つ。
このテクニックは逆に相手の好意を確かめることもできる。
自分が試しにグラスを持ち、相手も無意識に連れられるように持てば脈ありです。
さらに、比較的シビアな話をするとお互いの距離がぐっと縮まることがわかっています。
例えば、「身内の中で亡くなったら一番悲しい人はだれか?」や「過去にあった一番面つらかった出来事は?」など。
ここで同情したり、励ましたりすると相手は自分のことを想ってくれてるんだと心を開きます。
フランスの心理学者フロイトはうつ病であった患者にリラックスさせ、心情を話させスッキリさせることによって回復させました。それほど人間は話を聞いてもらうことが好きなのです。
最後に
上記のテクニックや男性の求めている本能的な部分や心理を理解することで、自分のすべきことが見えてくると思います。
目標が定まれば一つ一つ階段を上るように制覇すればあなたはモテる女性になれるでしょう。
参考文献